紙おむつの種類
紙おむつの種類については使用者のADL(Activities of Daily Living=日常生活能力)と、排泄の自立の維持・回復を考慮し使用します。

 しかし、実際にはさまざまな条件が複雑に関係しますので、個々人に合わせた最適な紙おむつ、使用方法を見つけることが必要です。

     ADLレベル

   排泄状況

     使用する紙おむつ類


概ね自立

生活の中で他人と同じ様にできる

力を入れたとき、くしゃみや咳で腹圧がかかった時少量の尿漏れがある 失禁用パッド
パンツ型
普通の下着、または専用の下着とともに使う

何とか自立
多少時間がかかるが、考えていることが実行できる 介助つきで歩行可能で、何とかトイレまで我慢することができ自力排泄が可能 パンツ型 自分で上げ下ろしが可能なパンツ型使用で排泄自立を維持する

一部介助
自分の力だけで実行できるが、かなりの時間を要する 介助があればトイレで自分で排泄することができる パンツ型とパッドの併用

 一部介助
他人の手を若干借りれば、何とか自分でできる 尿意を告げることができ、介助があれば尿瓶などで自分で排泄できる パンツ型またはテープ型とパッドの併用 軽い排尿程度であればパッドのみを交換

  全介護
他人の手を借りて、何とか自分でできる。または重度の痴呆状態である 介護つきで歩行は可能だが、主に寝たきり。自立排泄が困難 テープ型またはフラット型とパッドの併用 夜間など長時間交換がしできない場合、吸収量の多い紙おむつとパッドを併用

  全介護
常に介護者が必要で、自分では全くできない 歩行ができず主に寝たきり、自力排泄が困難

     




紙おむつのサイズ

大人用紙おむつには、お使いになる方にフィットするようににいくつかのサイズが用意されています。

サイズ選びの目安は、それぞれの製品パッケージに記載されています。ただし、記載されているサイズの適用範囲や、表示してあるサイズがヒップやウエスト、あるいは製品サイズなど、メーカーによって異なりますので、お確かめの上お求めください。

■ テープタイプの場合

テープ型紙おむつは、テープを止める位置を調節することで、幅広い適用対象に合わせることができます。

したがって、ヒップサイズを表示した製品が多くなっています。購入の際はヒップサイズを計ってその範囲にある製品をお求めください。また、ウエストサイズを標準に表示されている製品もあります。

■ パンツタイプの場合

下着のように履いて着用するタイプなので、ウエストサイズを表示している製品がほとんどです。

調節はウエストの伸縮でしか調節できませんので、お腹にゴムがくいこまない程度のサイズをお選びください。尿取りパッドを併用する場合は、その厚み分も考えてサイズをお選びください。
 

 

軽度の失禁について
ごく軽い失禁の場合、下着の中に入れて使う軽度失禁用パッドなどを試してみてはいかがでしょうか。

なお、失禁の量によって、お選びいただく製品が違ってきます。また、性別、ADL(日常生活能力)、TPOにもよります。ADLが高く、軽失禁であれば、軽度失禁用パッド、パンツ型紙おむつ、ADLは高いが失禁量が多ければパンツ型紙おむつ、ADLが低ければテープ型紙おむつやフラット型紙おむつ、さらにこれらと尿取りパッドを併用などとなります。




※参考「軽失禁とは」

軽度の失禁とは軽いおもらし状態を言い、その原因や状態から次のように分けられます。

■腹圧性尿失禁 咳、くしゃみをした時やテニス、縄跳びなどのスポーツをしている時の尿漏れで、膀胱・尿道などを支える筋肉が弱く緩んでいるため起ります。出産を経験した中高年の女性に多く見られます。

■切迫性尿失禁 したいと思うと我慢できずに漏れてしまいます。膀胱が勝手に収縮して充分な尿をためる事ができないままトイレに行くので回数が増え、漏れやすくなります。膀胱炎、脳梗塞、脳出血を起こした人に多いです。

■溢流性尿失禁 排尿困難に伴って残尿が増え、溢れるように漏れるタイプです。前立腺肥大、骨盤内(子宮・大腸)の手術を受けた人、糖尿病、脊椎の病気の人に見られます

                

   
   
 

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